フォトグラファーの飯田かずなさんと、劇団ひとりさんとのコラボ写真詩集「幸福論と。」が発売された。
フランスの哲学者アランの大ベストセラー「幸福論」を読んでつぶやいた茨城のヤンキー・春樹先輩（劇団ひとり）と、飯田かずなの写真で構成。

「良い天気を作り出すのも、悪い天気を作り出すのも、わたし自身なのだ」。これは「幸福論」の名言の一つ。
アランが提示した93章の「幸福の定義」、そのベストセラー本を春樹先輩が読んで、ポロリとつぶやく。
その一言一言が、アランの美しい言葉をグッと身近な世界に引き寄せてくれる。

そのつぶやきが、飯田かずなさんの心地よい空の写真と共に綴られている。
中の写真は「ふと時間ができた時」また「何かに煮詰まった時」に、飯田さんが車を走らせて空を写真を撮りに出かけ、その時撮り溜めていたものの中からセレクトしている。
青空に浮かぶ気球、風船、凧、ラジコン飛行機...。写真を見ているだけで清々しい気分になる。

5月17日から渋谷の「LOGOSギャラリー」にて、写真展も開催される。
オリジナルプリントと写真詩集、一度に見られる機会に訪ねてみては。

「幸福論と。」
著者：劇団ひとり／写真：飯田かずな
判型：B6横サイズ
ページ数：128P
巻末解説：名越康文（精神科医）
発売日：2012年4月21日
価格：1200円（税抜）
発行：主婦の友社

主婦の友社HP
http://www.shufunotomo.co.jp/