キヤノンマーケティングジャパンは、革新的なAF技術をEOSシリーズで初めて採用したデジタル一眼レフカメラ「EOS 70D」を2013年8月29日より発売する。

「EOS 70D」は、入門機からのステップアップや、本格的な写真表現を求めるハイアマチュアユーザーに向けて開発された。従来機種「EOS 60D」(2010年9月発売)からCMOSセンサー・映像エンジンなどのキーデバイスを一新しながら、新AF技術「デュアルピクセルCMOS AF」の採用により、ライブビュー撮影および動画撮影時のAF性能を大幅に進化させた。
 
■ 革新的なAF技術「デュアルピクセルCMOS AF」をEOSシリーズで初めて採用
新AF技術「デュアルピクセルCMOS AF」の採用により、ライブビュー撮影時に撮像画面の縦横それぞれ約80%の広い測距エリアで、ファインダー撮影時と同様に、最終合焦まで位相差AFが可能。
これにより、従来のキヤノンの撮像面位相差AFに比べ、より短い合焦時間と動く被写体に対する優れた追従性を実現している。さらに、動画撮影時には動画サーボAFの追従性も向上しているため、動きの速い被写体に対して滑らかにピントを合わせ続けながら撮影することができる。
 
■ 一新されたキーデバイスが実現する充実した基本性能
APS-Cサイズ・約2,020万画素の新開発CMOSセンサーと、高速な画像処理を可能にする映像エンジンDIGIC 5+プラスの搭載により、高画質と最高約7コマ/秒の高速連写を両立。
最高ISO12800(拡張ISO25600)の常用ISO感度により、暗所でもノイズを抑えた撮影が可能。また、ファインダー撮影時には、19点の全測距点がクロスセンサーとなるAFセンサーの採用により、さまざまな構図への対応力や動く被写体の捕捉力に優れる。
 
■ Wi-Fi対応の無線LAN機能を内蔵
Wi-Fi対応のスマートフォンから、静止画の撮影や、カメラ内のメモリーカードに記録された静止画(JPEG画像)の取り込みなど、遠隔操作が行なえる。
 
●主な仕様
撮像画面サイズ:約22.5×15.0mm
レンズマウント:キヤノンEFマウント
撮像素子:CMOSセンサー
カメラ部有効画素:約2,020万画素
アスペクト比:3:2
ダスト除去機能:自動/手動/ダストデリートデータ付加
ファインダー視野率:上下/左右とも約98%(アイポイント約22mm時)
倍率:約0.95倍(50mmレンズ・∞・-1m-1)
オートフォーカス方式:TTL二次結像位相差検出方式
測距点:19点、オールクロス測距*(中央F2.8対応クロス測距*)* 一部のレンズを除く
測距輝度範囲:EV -0.5~18(中央測距点・常温・ISO100)
AF動作:ワンショットAF、AIサーボAF、AIフォーカスAF、手動(MF)
フォーカス方式:デュアルピクセル CMOS AF方式/コントラスト検出方式(顔+追尾優先AF、ライブ多点AF、ライブ1点AF)、専用AFセンサーによる位相差検出方式(クイックAF)、手動ピント合わせ(約5倍/10倍拡大確認可能)
タッチシャッター:可能
液晶モニター:TFT式カラー液晶モニター
画面サイズ:ワイド3.0型(3:2)/約104万ドット
大きさ:約139.0(幅)×104.3(高さ)×78.5(奥行)mm
重さ:約755g(CIPAガイドラインによる)/約675g(本体のみ)
 
キヤノンオンラインショップ 販売予定価格(税込)
EOS 70D・ボディー:129,800円
EOS 70D・EF-S18-55 IS STMレンズキット:139,800円
EOS 70D・EF-S18-135 IS STMレンズキット:169,800円