株式会社シグマは、世界で初めてズーム全域で開放F値1.8を実現したAPS-Cサイズのデジタル一眼レフ専用、大口径標準ズームレンズ「SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM」を発表した。
35mm判換算で、27mmから52.5mm相当の単焦点大口径レンズ数本分の画角をカバーする。

●高い機動力を発揮
ズームレンズは明るいものでもF2.8であることが多く、さらに明るさを求める撮影者は単焦点レンズを選択していた。
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSMは、ズーム全域で開放F値1.8のためファインダーが明るく、ピントの確認、構図決定が容易に行なえる。
またF2.8のレンズと同じ条件で撮影した場合、F2.8より1 段以上速いシャッタースピードを選択できるので、手ブレを起こしにくく、浅い被写界深度を活かした撮影ができる。

●最新の技術を投入して製品化
これまでシグマが製品化してきた超広角ズームで培った収差補正・機構的なノウハウを基に、ズーム全域で非点収差等を抑制しつつ、大口径化へのアプローチを実施。
大口径グラスモールド非球面レンズや、SLD(SpecialLow Dispersion:特殊低分散)ガラスを採用するなど、レンズパワー配置の最適化を行ない、球面収差や軸上色収差、像面湾曲等を徹底的に補正。長年シグマで蓄積されてきた設計ノウハウと最新の加工技術により、絞り開放から圧倒的な描写性能を発揮するレンズが完成した。


●主な仕様 (数値はシグマ用)
レンズ構成:12群17枚
最小絞り:F16
フィルターサイズ:φ72mm
画角(SD1):76.5°-44.2°
最短撮影距離:28cm
最大径×全長:φ78mm×121.0mm
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最大倍率:1:4.3
重さ:810g

発売日・価格:未定
付属品:ケース、花形フード
 
 

株式会社シグマ
http://www.sigma-photo.co.jp