キヤノンは、EOSシリーズ用標準ズームレンズ「EF24-70mm F4L IS USM」と、広角単焦点レンズ「EF35mm F2 IS USM」を、2012年12月上旬より順次発売する。

<EF24-70mm F4L IS USM>
新製品、EF24-70mm F4L IS USMは、高性能と小型軽量を両立した開放絞り値F4のL(Luxury)レンズシリーズのラインアップを強化するために開発したレンズ。
マクロ撮影を可能にしながらコンパクトに設計したことで、特に35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載し小型軽量に仕上げた「EOS 6D」(2012年12月上旬発売予定)と組み合わせると、より手軽に高画質な撮影が行なえる。

・本格的なマクロ撮影が可能
望遠端側でのマクロ切り替え操作をするだけで、草花や昆虫などの小さな被写体をクローズアップする本格的なマクロ撮影が可能。
最短撮影距離0.2m、最大撮影倍率0.7倍を実現しながら、接写時に威力を発揮する手ブレ補正機構ハイブリッドISを搭載したことで、手ブレを抑えた高画質な近接撮影を可能にする。
これにより、広角から標準・中望遠に加え、マクロ領域までをこの1本でカバーし、さまざまな被写体を多彩な表現力で撮影することができる。
・高性能なLレンズにふさわしい高画質
特にズーム時に発生しやすい諸収差を良好に補正する非球面レンズ2枚と、倍率色収差の発生を抑制するUDレンズ2枚を採用したことなどにより、ズーム全域・画面全域で高解像・高コントラストの高画質を実現した。

価格:154,000円(税別)


<EF35mm F2 IS USM>
従来機種「EF35mm F2」には非搭載の手ブレ補正機構を新たに搭載したことにより、特にスローシャッターによる撮影表現領域を拡大。手ブレ補正効果はシャッタースピード換算で約4段分を実現した。

・非球面レンズの採用などによる描写性能の向上
ガラスモールド非球面レンズの採用により、像面湾曲などの諸収差を良好に補正。従来機種を上回る高い描写性能と高画質を実現。レンズ配置とコーティングの最適化により、フレアやゴーストを最小限に抑制。8枚羽根の円形絞りの採用により、美しいボケ味を実現。

・より快適な撮影を実現する各種設計
リングUSM駆動と高速CPUの搭載に加え、AF アルゴリズムの最適化により、高速オートフォーカスを実現。AF後にマニュアルでフォーカスの微調整が可能な、フルタイムマニュアルフォーカス機構を搭載。最短撮影距離を従来機種の0.25mから0.24mに短縮し、最大撮影倍率を0.23倍から0.24倍に高めたことで、よりクローズアップした撮影を可能にした。

価格:83,000円(税別)


EF35mm F2 IS USM