菅原一剛写真展「Tsugaru」が、ライカ銀座店2Fサロンで開催されている。

本州最北端にあり雪国で知られる津軽は、これまで数多くの縄文遺跡が見つかっているように、日本において最も古い歴史を持っているという側面を持っている。
古くより多くの他文化と触れる機会に恵まれたことから根付いた独特の日本的な美と、そこに暮らす人々の暖かさを菅原さんが撮影、撮り下ろしの作品14点を展示中。

作品は、プロフェッショナル・プリンター久保元幸さんの手による「プラチナ&パラジウムプリント」および「湿板写真・アンブロタイプ」の拡大グラスプリントで展示されている。


菅原一剛
1960 年生まれ。
大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治氏に師事。フランスにて写真家として活動を開始して以来、数多くの個展を開催。1996 年に撮影監督を務めた映画「青い魚」は、ベルリン国際映画祭に正式招待作品として上映される。
2004 年には、フランス国立図書館にパーマネントコレクションとして収蔵される。2005 年には、ニューヨークのPace MacGill Gallery にて開催された「Made In The Shade」展にロバート・フランク氏と共に参加。また同年、アニメ「蟲師」のオープニングディレクターを務めるなど、従来の写真表現を越え、多岐にわたり活動の領域を広げ
ている。
近年は、光の眩しさを写真にとらえる方法として、湿板写真などをプリンターの久保元幸氏と共に探求し、写真の古典技法と最新のデジタル技法を組み合わせることで、今までにない新しい写真を作り出している。2010 年には、サンディエゴ写真美術館に作品が収蔵される。

展示会風景

展示会情報

ライカHP
http://jp.leica-camera.com/home/

ギャラリー名
ライカ銀座店2F サロン
住所
東京都中央区銀座6-4-1
開館時間
11:00〜19:00
月曜日定休
アクセス
東京メトロ丸ノ内線 銀座駅より徒歩5分