ドイツの写真家、アンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky)の日本初個展「アンドレアス・グルスキー展 ANDREAS GURSKY」が国立新美術館で開催される。

アンドレアス・グルスキーは世界で最も著名な写真家の1人。
2011年11月、ニューヨークのChristie's(クリスティース)で、作品『Rhine ll』が433万ドル(当時のレートで約3億400万円)で落札され、史上最高額の写真作品となり話題を呼んだ。

ドイツ写真の伝統から出発したグルスキーは、デジタル化が進んだ現代社会に相応しい、すべてが等価に広がる独特の視覚世界を構築し、国際的な注目を集めてきた。

本展覧会は、1980年代の初期作品に始まり、《99セント》(1999年)、《ライン川II》(1999年)、《F1ピットストップIV》(2007年)、《ピョンヤンI》(2007年)、日本に取材した《東京証券取引所》(1990年)や《カミオカンデ》(2007年)といった代表作から、最新作《カタール》(2012年)にいたるまで、グルスキー自身が厳選した約65点の作品が展示される。

展示会場は、初期から今日までを回顧する年代順ではなく、独自の方法によって構成。初期作品と新作、そして大小さまざまな写真を並置する斬新な展示になる予定。
 

展示会風景


《99セント》 1999年  タイプCプリント 207×325×6.2cm
 

《ピョンヤン Ⅰ》 2007年 タイプCプリント 307×215.5×6.2cm
 

《F1 ピットストップ Ⅳ》 2007年 インクジェット・プリント 186.8×506.5×6.2cm
 

《カミオカンデ》 2007年 タイプCプリント 228.2×367.2×6.2cm
 

《バーレーンⅠ》 2005年 タイプCプリント 306×221.5×6.2cm

© ANDREAS GURSKY / JASPAR, 2013
Courtesy SPRÜTH MAGERS BERLIN LONDON

展示会情報

国立新美術館
http://www.nact.jp/
 
展覧会HP
http://gursky.jp/

ギャラリー名
国立新美術館 企画展示室1E
住所
東京都港区六本木7-22-2
開館時間
10:00~18:00 金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
火曜日休館
アクセス
東京メトロ日比谷線六本木駅 徒歩5分