井出眞諭写真展「 FACE UNFACE」がリコーイメージングスクエア新宿（旧 ペンタックスフォーラム ギャラリーⅡ）で開催される。

井出さんは、今年6月「Emon Director's Choice B&W」写真展にも選出されるなど、精力的に作品発表を続けている。

今回は国内外の雑誌や広告、ショーなどで活躍中の日本人および外国人モデルを中心に、ポートレート、ビューティー、スナップ写真など、モノクロとカラー作品約30点で構成される。

「ポートレートとは何か」。なかなか答えが出せるようなものではないが、撮り続ける、発表し続ける姿勢が大事。今後の活動にも注目したい。

ステートメント
定期的に人物を、主に女性を撮り続けている。
自分が撮ろうとしていたのは、造形美のような「ヌード」ではなく、一言で言えば「顔」を撮ることに専念してきたとも思える。
いくつかの作品がきっかけとなり、アーティストや女優などのポートレートを撮るようになった。
これまでの写真活動は「撮る、見る、見せる」の反復に過ぎなかったものの、撮り続けて来れたのは、価値ある意見とヒントを数多くいただけたおかげだと思っている。
ある時、「ポートレートとは？」という問いかけに立ち止まろうともせず、やみくもに撮影を繰り返している自分に気づかされた。
「顔」ではなく、それ以外の何か重要な瞬間を撮り逃してきたのではないか。
そう思えて仕方がなかった。
今回、初となる個展で、ここ数年の作品を可能な限り展示し、そんな習作を自分自身が振り返ることで、また新たな作品を生む出すきっかけにできればと思っている。

井出眞諭　Masatsugu Ide
1976年 東京都新宿区生まれ。
1998年 立教大学卒業。
2002年 携帯小説、ラジオドラマ執筆。
2007年 フリーランスカメラマンとして活動開始。
2009年 RING CUBE/グループ展。
2010年 Vantan Design Institute で写真を学ぶ。
2010年 Gallery LE DECO/グループ展。
2011年 五味彬氏に写真を学ぶ。
2011年 元麻布ギャラリー/グループ展。
2011年 ギャラリーコスモス/グループ展。
2012年 コマーシャル・フォト NEW GENERATION PHOTOGRAPHERS 2012 選出。
2012年 Gallery LE DECO/グループ展。
2013年 6月 EMON PHOTO GALLERY/グループ展。