写真展「時代を挑発した9人の写真家たち TOKYO 1970 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 9」がアルマーニ銀座タワーで開催中。

参加写真家は、有田泰而、沢渡朔、須田一政、立木義浩、寺山修司、内藤正敏、細江英公、森山大道、渡辺克巳(順不同)。

日本がすさまじい経済発展を遂げ、政治的、文化的にも激動期であった1970年代。その70年代を代表する9人の写真家たちが「東京」をモチーフに撮影した300点あまりの作品が展示されている。


メッセージ
東京という街は、あまりに巨大かつ複雑で、その人の生きた時代、生活環境、そして文化背景によって、同じ場所に立っていても見えている風景はそれぞれでしょう。そして、それらの風景は常に変化し続けているに違いありません。
今回、写真作品を通して「東京」という街を考察するにあたって、その多面性を色濃く表すために、1965年~75年のおよそ10年間という時代に注目し、時代のトリックスターであった寺山修司(演劇実験室"天井桟敷"主宰)を座標軸に据え、それぞれ何らかの形で彼の磁場と引き合う関係にあった有田泰而、沢渡朔、須田一政、立木義浩、内藤正敏、細江英公、森山大道、渡辺克巳の総勢9名の写真家による営為、そして彼らが見た、感じた東京をご紹介します。 これらの作家の作品は、全く一様ではありません。この多様性の中に、観客は、自分の考える東京を見るでしょうか? それとも全く知らなかった東京の顔を知ることとなるでしょうか?
この展覧会は、決して40年程前の過去を懐かしむような回顧的なものではなく、観客が目にする今、この瞬間を激しく照射し、それぞれの記憶と結びつき、我々のこれからを生きる意味を考えさせる一つの暗号として機能することでしょう。

TOKYO 1970キュレーター 長澤章生

展示会風景


細江英公 「シモン 私風景」
 

森山大道 「写真よさようなら」
 

沢渡朔 「Kinky」
 

須田一政 「わが東京100」
 

立木義浩 「舌出し天使」
 

展示会情報

Webサイト
http://tokyo1970.jp/
 
アルマーニ/銀座タワー
http://www.armani-ristorante.jp/

ギャラリー名
アルマーニ/銀座タワー
住所
東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ/銀座タワー9階
開館時間
月-金:11:00-20:00 土日祝:11:00-18:00(入場は閉館の30分前まで)会期中無休)
入場料:800円(小学生以下無料)
アクセス
東京メトロ銀座線 銀座駅徒歩2分