菅原一剛写真集「Daylight | Blue」がBNN新社より発売。
「写真がもっと好きになる。」「今日の空」などの著者で知られる菅原一剛さんの、写真家としてスタートしてから現在にいたるまでの作品群を集約した1冊。
1990年代の代表作をまとめた「Blue」、2000年代から最近までの「Daylight」の2冊1セットとなる。


Daylight
光という存在は、目に見えるようでいて見えない不思議な存在です。それでもぼくは、そんな光の中に存在している温度を、なんとしても写真の中に定
着させたいと、そんな世界をずっと探し続けていました。そして、とにかく自身にとってのあかるいところを探している中で、偶然にも奄美と出会いま
した。すると、その土地は眩ゆいばかりの光溢れるところであったのはもちろんのこと、そこに暮らす人々も含めて、とてもあたたかいところでした。
そして今、奄美で感じたあたたかい光の世界を、不思議なことに北国の津軽の中でも見つけることが出来ました。

Blue
写真を始めて間もない頃、それがモノクロ写真だったこともあって、具体的に写っているもの以上に、むしろその世界に存在した"光の残像"のようなも
のが映し出されているような印象を受けました。そして時折、そんな一枚の写真の中に、そこに存在する色や香りが響き合うすがたと共に、自身の小さ
な思いのようなものを、偶然にも映し出されることがあります。ぼくは、そんな自身の日常の未分化な世界の中に、ある種の温度のようなものを探し続
けていたのかもしれません。そしてそのすがたは抽象的でもなく、かといって具象的でもない、まるで夢のような世界でした。

 
書籍仕様
名称:Daylight | Blue
発売:2013年8月23日
価格:6,300円 (税込み)
仕様:2冊1組 各68P 320H X 257W mm
デザイン:丸山 新(&Form)
編集:WOW
制作:WOW, 一原社
発売:BNN新社
出版:WOW
 

会場風景


Daylight
 

Daylight
 

Daylight


Blue
 

Blue
 

Blue
 

写真集

会場名
BNN新社