「シェアリング・バイブス|共振する場、そして私」展が、渋谷のアツコバルーで開催されている。

参加アーテォストはMaki UEDA、新津保建秀、山川冬樹の三氏。キュレーターは四方幸子氏。

タイトルではわかりづらいかもしれないが、渋谷という街を、匂いや音、写真・映像といったジャンルで展開しつつ、それぞれを相互作用的に体感するという試み。

新津保さんは、渋谷や代官山の歴史を辿りつつ、その近くに存在する空気や風の流れ、木々の営みを映像や写真で捉えている。
「香りのアーティスト」であるUEDAさんの作品は、匂いの迷路。セダーウッド、ゆず、セダーローズで構成され、入り口から一つの匂いを辿っていくと、出口に出られる。トライするうちに、自ずと嗅覚に敏感になっていく。

山川さんは、渋谷の地下水脈を可聴・可視化する新作を発表。現在は埋め立てられているが、渋谷の地下水の流れを、各マンホールを辿る写真で紹介。リスニングポイントの「聴珍地図」には驚かされる。

会場の「アツコバルー」は、今年の6月にオープンしたばかり。エントランスフィーがかかるが、「ドリンク(お酒)を飲みながらアートを鑑賞する場」を提供していきたいという。9枚の可動式の壁面は、さまざまな表現に対応できそうだ。
 
●9/21(土)17:00〜19:00
トーク:山川冬樹+港千尋(写真家)(¥1,000)

●9/28(土)17:00〜19:00
トーク:新津保建秀+瀬田なつき(映画監督)(¥1,000)

会場風景


 アツコバルーの入るクロスロードビル。


新津保建秀さんの映像作品。
 

Maki UEDAさんの作品は、3種類の香りで構成された「匂いの迷路」。


イベント情報

アツコバルー ATSUKOBAROUH
http://www.atsukobarouh.com/

会場名
アツコバルー ATSUKOBAROUH
住所
東京都渋谷区松濤1-29-1 
クロスロードビル5F
オープン時間
水–日 14:00〜21:00 / 月祝 12:00〜18:00 ※火曜休
¥500(1drink付)
アクセス
渋谷駅 徒歩10分