東京都写真美術館で、操上和美展「時のポートレイト -ノスタルジックな存在になりかけた時間- 」が開催される。

1970年代から広告写真を中心に、CMや映像等、ビジュアル制作に取り組んできた操上さん。
本展覧会では、操上さんが1970年代から現在まで自らの作品として撮りためてきた日常のスナップショットから、鮮烈な美意識に貫かれた作家の写真眼に迫る。

風化した記憶のようなモノクロ写真と、強烈な色彩のカラー写真のコントラストが印象的なシリーズ「陽と骨」、自らの故郷へと旅をする「NORTHERN」等、ライフワークを中心に数万点の中からセレクトした作品を展示する。

展覧会ロビーでは、357点の作品をあえてコピーで制作したポートフォリオ『Diary』(2009)の全作品が見られる特設コーナーを設置。
「被写体は愛の対象物だ」と語る操上さん。この作品展は、長く第一線で活躍している作家の写真に対峙するスタンスが垣間見れる貴重な機会と言える。


<関連イベント>
① 対談 椎名誠(作家)×操上和美
10月14日 14:00-15:30 1階ホール(定員190名)

② 展覧会関連上映会
操上和美ドキュメンタリー映画「THE MOMENT 写真家の欲望」
監督:宮本敬文 制作:ウィスキースタジオ/アトムエックス/サイレントフィルム
上映日:11 月22日~24日、29 日~12月2日
上映時間:各回19:05~20:05  1階ホール(定員190名)

上映関連対談 宮本敬文×操上和美
11月22日 18:00~19:00/12月2日 18:00~19:00

展示会風景

展示会情報

東京都写真美術館
http://www.syabi.com/

ギャラリー名
東京都写真美術館2階展示室
住所
東京都目黒区三田1-13-3
恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間
10:00〜18:00(木、金は20時まで)*入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日または振り替え休日の場合翌日休館)
アクセス
JR恵比寿駅東口より徒歩約7分(動く通路使用)
東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約10分